第二十回|2019年6月

「カンコツ」に頼らない現場をつくるには?

  「カイゼン」と言えば、「トヨタ生産方式」における現場の効率化や生産品質を標準化するための重要な考え方。自動車業界では広く知られる言葉ですよね。私も一応、自動車業界の隅の方で、洗車ツールやコーティング剤を開発するメーカーを経営しているので、ざっくりですが頭に入れています。
 トヨタ生産方式の中には「カイゼン」の他にもさまざまな言葉があります。そのひとつが「カンコツ」です。読んで字のごとく、「マニュアル化しにくい、熟練の技や秘儀的な方法」のこと。「カンコツ」は、時間をかけて身につけた人にとっては、秘伝のタレのようなものなので「簡単には教えたくない!」と考える傾向が強いのだとか。
 そうなると当然、「カンコツ」の仕事は、共有や標準化が難しくなります。また、作業者によるバラツキもでやすいので、ものづくりの現場では「カンコツをいかに排除するか?」という考え方が重要になってきます。

 これは、ものづくりの現場に限らず、あらゆる分野の仕事にも通じますよね。カーディテイリングの現場でも、ポリッシングなどの作業は、「カンコツ」=熟練の研磨技術が必要だと信じられてきました。このため、「◯◯◯の黒ボディは◯◯◯さんじゃないと磨けないから…」「◯◯◯さんが辞めちゃったので、磨きやコーティングは外注するようになった」といった話が絶えません。
 しかし、我々メーカーから見ると、ポリッシングを「カンコツ」に頼らずにマニュアル化することは難しいことではありません。なぜなら、塗装面の劣化状況に合わせた研磨剤、ポリッシャー、バフの組み合わせや、仕上がりレベルの標準化など、作業と道具を「整理」すれば対応できる分野だから。磨き過ぎやバフ目やオーロラマークを見極める方法やポリッシャーを操作する体の使い方なども「脱・カンコツ」が十分に可能です。
 弊社では2009年より毎月「コーティング塾」を開催してきました。岡山県倉敷市というローカルエリアでありながら、10年間で、延べ約1,800名の方々が全国から磨きや洗車の技術を学びにお越しいただいています。また、技術者育成だけではなく、経営者を対象に、視察や相談会も行っております。「カンコツ」に頼らない磨きの技術を、ぜひ学びにいらしてください。

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