平井 新一

2019年2月28日2 分

あなたのお店、スマホでお客様とつながっていますか?

今回は、いつもの洗車の話題とは、ちょっと違ったアプローチで書いてみようと思います。でも、ちゃんとつながる話ではあるので、どうか、最後までお付き合いください。iPhoneが登場したのが2008年......あっという間の10年でした。スマホの普及は私たちの生活の風景を劇的に変えました。例えば新幹線の車内。日中は、ちょっと前ならビジネスマンたちがパソコンのキーボードを弾く音が聞こえていましたが、最近はかなり減ったように感じます。夕方となると缶ビールを開ける音とともに、ちょっとした宴会がはじまる......なんて光景も、ゲームやネットサーフィン、動画鑑賞に取って代わりつつあります。それに、こちらがスマホを眺めているせいなのか、世間話を振ってくるタクシーの運転手さんもだいぶ減った気がします。

 あの「うまい、やすい、はやい」でおなじみの牛丼チェーンでさえ、サービスを見直しはじめたそうです。お客さんが牛丼をオーダーした後、待ち時間にスマホを眺めて時間を潰すようになったので、配膳が多少遅くなってもクレームを言われることがなくなったからだとか。

 あらゆるお店で決済できたり、切符を買わずに電車に乗れたり、ポイントがどんどん貯まったり......スマホの進化はまだまだ私たちの生活を変えていきそうです。 ......と、長々と書きましたが、世の中は確実にスマホ中心として変化しているということ。つまり、ビジネスで成功するためには、スマホとの連動が必須になりつつあるのです。

 というわけで本題に入りますが、みなさんのお店ではどんな予約の仕組みを 使っていますか? それはお客様にとって便利で快適でお得な方法になっているでしょうか?

 もしも電話予約だけだとしたら、今の高校生たちが免許を取り、クルマに乗ろうとした時、彼ら・彼女らには「選ばれないお店」になってしまう可能性が高くなります。なぜなら、今や電話は「面倒くさい方法」とされてしまい、美容室やクリニックや飲食店などでは、サイトやアプリなどからの予約が当たり前になっているからです。それに、クルマ選びも販売店選びもほとんどが情報サイトやSNSを使って検討されるようになっています。もちろん、友人・知人からの紹介、いわゆる「口コミ」は根強いセールス手法です。ただ、この「口コミ」の伝わり方・広がり方も、スマホとSNSを中心に劇的に変わっ ています。

 結論としてお伝えしたいのは、「地域 密着型で予約制のサービスがメインとなる整備工場やカーショップとスマホの相性は非常に高い」ということ。スマホだからこそできるお客様とのつながり方を考えてみてはいかがでしょうか。

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