さて、それではどんなビジネスチャンスが見つかりそうでしょうか?
現在、国内の車両保有台数は約8000万台。平均車齢は9歳と言われています。自動車もなかなか高齢化しているわけです。人に置き換えると、美容・健康への関心が高い世代ですね。車の美容健康と言えば、傷やシミの除去、コーティング、洗車、車内抗菌などでしょうか? 人も車も高齢化が進むことで、ビジネスチャンスが生まれてきます。
たとえば、車好きのおじいちゃんのための洗車教室はいかがでしょうか? 若い頃に自分で洗車してワックスを掛けたドンピシャ世代がターゲットです。洗車は軽い運動にあたりますし、車が一家のシンボルだった若い頃を懐かしむ時間を車屋さんで……こう考えていくと、喜んでいただける企画が作れそうです。
今回は「高齢車・お年寄り」というテーマでお話を進めていますが、これに限りません。様々な視点で物事を眺め、切り取り、深掘りしていくと、まだまだビジネスチャンスはあることに気づきます。特に趣味・嗜好を主体にしたカービジネスは、むしろ拡大する可能性を秘めていると思います。
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