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執筆者の写真平井 新一

コロナ禍のピンチを、​チャンスに変えるアイデアのつくり方。



この原稿を書いているのは2020年の5月末。ひとまず緊急事態宣言も解除されましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。私たち自動車業界を含め、多くの業界が深刻なダメージを被った中で、それでも、希望を見いだせたことがひとつあります。それは、自動車業界100年の歴史の中で、洗車、抗菌、コーティングといった「クルマの美容・健康メニュー」を本格的に取り組む最大のチャンスが訪れている……ということ。

 この数ヶ月間、日本中の人々が不要不急の外出を控え、マスクを買い求め、手洗いうがいを徹底し、高い衛生意識を身に付けました。そんな感覚で暮らしてきた人たちが、「クルマの汚れを気にしはじめている」ということは容易に想像が付きます(実際に弊社の室内抗菌コーティングへの問い合わせは倍増中です)。

 また、自粛要請が緩和され、「そろそろどこかへ出かけたい!」という欲求と、「でも、三密は怖い」という警戒心のせめぎ合いが起きているはず。「公共交通機関よりクルマ」「遠方よりもドライブできる近場」……といった傾向がしばらくは続くとも言われています。つまり、「クルマの汚れに対する意識は高まり、クルマに乗る頻度=汚れる機会も増える」ということ。これはまさに「ピンチの後に訪れたチャンス」ではないでしょうか。

 この「チャンス」を最大化するには、お客様の衛生意識を刺激しつつ、オリジナリティのあるメニューやサービスの提案を通じ、お客様のファン化を目指すことが重要。とはいえ、「オリジナリティのある提案」って難しいですよね。そんなあなたに少しだけヒントを。

【1】アウトドア好きのワゴン車やキャンピングカー向け→「どろんこのデカイ車を徹底的に手洗い洗車!」
 
【2】子育てママさんの軽自動車&ファミリーカー向け→「チャイルドシート洗浄&抗菌付き車内クリーニング
 
【3】クルマ好きの黒ボディの高級車向け→「ボディコーティング雨シミ完全対策プラン!」

 こんなご提案ができたら、会話や商談も弾み、作業後に笑顔で喜んでいただけるのではないでしょうか? こちらの3つはあくまでもヒント。「ターゲット=人+車種」の絞り込みと、そのターゲットになりきって、困りごとや悩みごとや、喜んでくれることイメージしていけば、アイデアの幅も広がるはず。

 こうしたアイデアを膨らませたいときは、価格や材料費、人員等のコストのことは一旦忘れてください。また、考えるのは少人数がオススメ。「やりたいこと」より「できない理由」ばかりを挙げてしまうような人がいると、アイデアはしぼんでしまいますからね。ピンチの時こそ、そこれまでの固定概念を覆して、新しいことにチャンレンジするチャンス。まずは妄想を膨らませ、行動に移していきましょう。

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