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コーティングは洗わなくていい?(洗車ビジネス研究室・会員限定)




猛暑が終わり、秋の風が心地よい季節になりましたね。

暑くもなく寒くもない秋は、洗車のおすすめシーズンなのですが、

お客様からこんな声が聞こえることはありませんか?


スタッフ:「洗車はいかがですか?」

お客様:「新車を購入したときにコーティングしたら洗わなくていいって言われたんです」


・・・ホントですか? という雰囲気のこの質問、もちろん答えは「ノー」です。


残念ながら、コーティング膜には汚れを分解する効果はありません。

コーティングしても車は普通に汚れます。なので洗車は必要です。

だからと言ってコーティングに意味がないわけではありません。


コーティング膜によって塗装表面の平滑性が向上し、撥水性能が向上するため付着した汚れを除去しやすい状態になり「洗うのが楽になる」のです。


コーティングは車の美しさを守るために必要なのです。


◎コーティング膜の役割とは?


そもそもコーティングとは、塗装を守るための膜を作る作業です。

これを私たちは「犠牲膜」と表現したりします。

塗装の代わりに、汚れを受け止めてくれるからです。

もちろんこの犠牲膜に付いた汚れは、洗車しないと取れません。


では、何故コーティングすると洗うのが楽になるんでしょうか?

それは、コーティングすると水弾きが向上するから。

そして、ツヤ、すべすべ感というような、ボディ表面の平滑性がアップするからです。

そうなると、頑固な汚れがそもそも付着しにくくなるので、

洗車する時にさっと洗えて助かるんですね。

そのためにもコーティングした車は、ガンガン洗って汚れを落としてほしいのです。


◎コーティングされた車を洗うときの注意点

ところで、コーティングされた車を洗うとき、ゴシゴシ擦るのはお勧めできません。

特に、研磨剤などが入った「水垢取り」や「鉄粉除去クリーナー」などの

刺激が強いクリーナーはできるたけ避けましょう。

コーティング膜剥がれてしまったり、劣化する恐れがあります。

できれば「中性」のソフトなカーシャンプーを選んでください。

洗うときも、コシのあるスポンジやウールのグローブなどで洗剤を泡立てて、

優しく撫でるように表面を擦っていきましょう。

手の力ではなく、泡で洗う、というイメージです。

頑張って洗おうとするとゴシゴシ力を入れてしまいますが、

これだとコーティング膜にダメージが入ってしまいます。


◎まとめ


コーティングされた車も洗車は必要です。

ただ、汚れが落ちやすいので気軽に洗車を楽しめるはず。

冬が来ると水を使いたくなくなってしまいますから、

いまのシーズンの洗車がお勧めです!


 
 
 

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