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トヨタ自動車・安全自動車・Honjyo 3社共同開発の​洗車ツール開発秘話(前編)

執筆者の写真: 平井 新一平井 新一

 Honjyoが展開している洗車ツールブランド「WASHMAN」。その新型製品を、なんとトヨタ自動車・安全自動車と弊社の3社で共同開発させていただきました!今回から2回にわたってその開発秘話をご紹介したいと思います。  プロジェクトがスタートしたのは2018年の春。Honjyoは1年以上にわたり「トヨタ式のものづくり」を体験することになりました。トヨタ自動車・安全自動車の2社は「整備スタッフの作業省力化」というテーマを掲げ、すでにタイヤリフターの共同開発を手がけていました。その流れの中で新たな課題となったのが洗車でした。全国のトヨタディーラーでは、整備スタッフが手洗い洗車をする機会があります。また、門型洗車機を使用してもボディに残った水滴などは手作業で対応するため、「水滴を速やかに拭き取る道具が必要だ」ということで開発パートナーとして選ばれたのがHonjyoでした。  そこから、3社でアイデアを出し合い、試行錯誤を重ね、モップ型拭き取りワイパー「WASHMAN THE SWEEPER」と、仕上げ拭き用クロス「WASHMAN  THE CLOTH」の2製品を完成させました。この2つの新型製品の共通点は拭き上げスピードと拭き傷防止などの高い機能・性能を追求したこと。さらに、弊社の現行製品(「WASHMAN THE MOP」、「WASHMAN THE GLOVE」など)も含めて、実証実験やモニタリングなども実施。トヨタ自動車独自の「エルゴノミクス評価」により、作業時間を約45%削減、身体負荷は約65%削減することが証明されました。この評価から、新型と現行のHonjyo製品が全国のトヨタディーラーに案内されることになったのです。因みに2020年春からは弊社を通じたマーケットでも一般販売を開始する予定です。  さて、ここまで新型製品開発までの流れをざっくりとお話ししてきましたが、そもそもなぜトヨタと安全自動車が洗車にここまで力を入れ、岡山の小さな会社であるHonjyoとともに開発に乗り出したのか……次回は、その背景についてお伝えしていきたいと思います。

 
 
 

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