「完璧に傷やシミを除去できる」そんな研磨剤やポリッシャーがあったら素敵ですが、残念ながらそのようなツールはいまだ開発されていません。また研磨において「完璧」って、そもそもありえません。「完璧」は再塗装するしか方法はありません。
一般的に車の塗装の厚みは約100ミクロン程度(お札ぐらいの厚み)。高級車で100~170ミクロン程度です。つまりとっても薄い膜ですから、深い傷を研磨で削るほど、塗装の厚みが薄くなってしまい、塗装本来の深みや艶感、色調が損なわれる可能性が高まるのです。
つまり、「完璧に傷やシミを除去する」のではなく、「傷やシミの付着具合に合わせて塗面を整える」「深い傷やシミは残るけれどど目立たなる」といった表現でお客様に説明しなければなりません。
洗車の時にしっかりとボディの状態を健康診断した上で、傷やシミについては、「除去」じゃなくて「整える」で、施工前にお客様とお話しすると覚えておきましょう。
Comments