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執筆者の写真平井 新一

選ばれるお店の価値をつくる大切な一歩。“洗車最適化”はシャンプーからはじまる。



 写真の左の方は新品状態のウォッシュマン「ザ・モップ」の羊毛コーン。そして、右の方が約1ヶ月間、シャンプー未使用で洗車を続けて黒ずんでしまったモノ。「黒ずんでいる=汚れている」ということなので、お客様に見られたら「洗車しているのにクルマを汚しているんじゃないの?」と言われてしまっても仕方がない状態です。お店で「なぜシャンプーを使用しないのですか?」と聞くと、「整備のおまけの無料洗車だからコストも手間もかけられない」という答えが返ってきました。

 でも、もし、お客様がシャンプーを使っていないこのモップの状態を見たら、「このお店では二度と洗車はしたくない」と思ってしまうかも知れません。しかも、その洗車が無料の「オマケ」だとしたら…お店側はよかれと思ってやっているのに「オマケ」の本体である整備などのサービスに対しても不信感を持ってしまいかねない。これではせっかくの洗車なのに、お店の価値を下げてしまいかねませんよね。

 シャンプーの効能はクルマをキレイにするだけではありません。特に「ザ・モップ」の羊毛コーンの場合、たっぷりの泡を使うことで、ボディをやさしく、しっかり洗浄できる上に、羊毛の状態を衛生的に保つ効果もあります。さらに、泡があることで、無駄に力が入らずスムーズなモップさばきで楽ちん・スピーディな作業も可能になる。つまり、洗車の品質向上+羊毛コーンのケア+作業効率や疲労軽減を一度に実現できてしまうということ。シャンプーには、コスト以上の価値があるんです。

 ウォッシュマンは、単なる手洗い洗車の“効率化”ツールではなく、手洗い洗車の“最適化”ツールです。それまで個別の商品名で個別の使い方を提案していたHonjyoの手洗い洗車ツールを「ウォッシュマン(WASHMAN)」というブランド名に一本化し、「新しい手洗い洗車のやり方」として提案をはじめた2017年。私たちは、カタログやPVで『魅せる洗車をはじめよう』というメッセージを掲げました。この“最適化”や“魅せる洗車”という言葉には、「洗車品質や技術者の意識、売り手と買い手の関係性、売り場や文化に至るまでを、もう一度デザインしていきたい」という想いが込められています。

 シャンプーからブランドへの想いまで…少し熱く語ってしまいましたが、「洗車が有料化できない」「洗車で集客ができない」というお店の多くは、これまでの業界の常識にとらわれている面があるのかも知れません。かつての私たちもそうでした。でも、お客様が求めているのは、「自分のクルマを大切に扱ってくれる」という価値。その価値をつくる第一歩が、シャンプーの使い方にあったりするのでは…そんな風に思った次第です。

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