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執筆者の写真平井 新一

タイヤ専門店が実現した、洗車・コーティングの成功事例(後編)

 今前編で少しお話しした「松竹梅戦略」について解説を加えますが、鈴木社長のお店では店内の目立つところにメニューのパネルを設置しています。この設置の仕方が絶妙で、椅子に座ってお茶を飲むお客様がパネルを眺めたり、立ち上がってパネルの前に立てば、何に興味をもっているのかわかるんです。お客様に動きが出たら、パネルと同じ情報を掲載したメニューブックを差しの出して話しかける。この流れがとてもスムーズなのだとか。コーティングは4種類、研磨はレベル別(軽度・中度・重度)で3種類を設定し、それをミックスさせながら商談を進めています。

 さらに、LINE@も活用中。店外看板で「友達登録で洗車またはオイル無料!!」と告知して新規集客を進めています。















「洗車か?オイルか?」のどちらかを選ばせるのは、心理テクニックのひとつ、「ダブルバインド」という手法。「洗車」だけだとYESかNOしか選択肢はありませんが、「洗車」に「オイル」を足せば、NOを選ぶ確率が減るわけです。当初、LINE@は若者向けなのでは…と心配していたそうですが、ご年配の女性客もスマホ登録してくれたりするそうです。鈴木社長はこれらの施策で、集客→商談→予約→作業→技術アップ…という好循環を生み、1年間で施工台数約50台、平均単価6万円=売上300万円の成果をあげています。

 「繁忙期と閑散期の差も埋まり、今では年中繁忙期に。お客様とのつながりが強くなって、スタッフのモチベーションがアップしたことも大きな成果ですね。これまで作業場はブルーシートで雨風をしのいできましたが、新たに特注のカーテンを設置したんです。タイヤ同様、プロ技術が自慢のコーティング専門店の顔も持つお店として引き続き頑張っていきたいですね」と、語る鈴木社長の表情は、とても明るく、力強いものでした。

タイヤセンター安城店(有限会社スズキタイヤセンター) ​スタッフ全員での記念写真

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